公理と世界銀行と貧困と1ドルという単位を日本国の総人口と信用創造と時間や時間感覚などの概念を交えて考察しました。
前回までの考察で、
「1ドル」という概念の意味とは、
「世界各国の国民」に対して、
「世界銀行」が定義した、
「(世界各国的に)1日あたり、それ以下の収入では、最低限の栄養、衣類、住まいのニーズが満たされなくなるというレベル」という概念である。
と結論いたしました。
これは、「世界各国の国民」に対して、
「世界銀行」が、
「1日」や「収入」や「最低限の栄養、衣類、住まいのニーズ」や「貧困」などのそれぞれ概念を「1ドル」という概念を用いてそれぞれ定義した。と言えます。
今回は、特に「1日」という「時間」についての概念に焦点を当てて考察します。
「1ドル」という概念に関連づけられた「時間」という概念はどのような概念及び時間感覚をもたらしているのか「収入」「福祉の増進」「信用創造」「国内総生産」などの概念も用いて関係性を考察しました。
今回も上記の「1ドル」の概念にあたり、
国民が、
「1日あたり、それ以下の収入では、最低限の栄養、衣類、住まいのニーズが満たされなくなるというレベル」という、
1日の収入が「1ドル」である。と定義します。
そして、今回は日本国民一人あたりの年収について考察します。
日本国民の一人当たりの1年間(365日)の年収を計算します。
日本国民一人1日あたりの収入が「1ドル」なので、
1年間(365日)では、
年収 365(ドル)
これを第1ベーシックインカムと定義して Bi1という記号で表します。
Bi1=365(ドル)
また、1(ドル)=100(円)として、
Bi1=365*100=36,500(円)
次に、
1(日)=24(時間)ですので、
上記の数字にそれぞれ24(時間)を乗数として掛け算を行います。
年収 365(ドル)*24=8,760(ドル)
これを第2ベーシックインカムと定義して Bi2という記号で表します。
Bi2=Bi1*24=8,760(ドル)
同様に1(ドル)=100(円)として、
Bi2=8,760*100=876,000(円)=87.6(万円)
前回のフィートでの考察で、
「1ドル」という概念に「1日」や「365日」や「24時間」などの時間の概念に掛け合わせた概念の関係性を、日本国全体での様々な経済指標を用いて考察しました。
総務省発表の、
2022年4月時点での日本国の全体の人口に(Bi1)を掛けた数字と、
日本銀行発表の、
2022年4月時点での貨幣流通高
及び、
総務省発表の、
2022年4月時点での日本国の全体の人口に(Bi2)を掛けた数字
日本銀行発表の、
2022年4月時点での日本銀行券発行高
財務省発表の、
2022年度一般会計予算を比較しました。
それぞれの数字には幾許かの相関性があったと結論しています。
今回も、先ほどの(1990年時点での1日の国際貧困ラインである1ドルを365倍した)Bi1と(Bi1を24倍した)Bi2という数字について更にいくつか考察します。
先ず、
Bi2=87.6万円と、
日本年金機構発表の、2022年4月以降の国民年金額
1月額 64,816(円)*12(か月)=777,792(円)
=77.7792(万円)(1年額)
を比較します。
ここで、
Bi2を収入として、1割ほどを割り引いてみます。
Bi2=87.6*0.9=78.84(万円)
若干両者の数字は近しい数字となり、相関性らしきものが
あるように認識しています。
次回に続きます。