意味や論理と文法と思考と行動や文化という概念について考察

今回は意味や論理と文法と思考と行動や文化という概念について考察しました。(1)

今回の考察でも意味という概念について前回同様に定義します。

先ず、「文」を複数の「要素」に分けます。

そして、その分けられた複数の要素にそれぞれ「評価(評価関数)」を入れて、

新たに複数の文を創ります。

さらに、それらの文の各要素と各文の「関係」の組み合わせの集まりを「意味」と定義します。

また、先ほどの要素に評価を入れて新たに複数の意味を作ることを、意味を拡大する。と定義します。

そして、その(各要素と各文の関係の組み合わせの集まり)の「関係」を考察することを「意味」を考察すると定義します。

「意味」には評価関数hが存在すると定義します

「意味」には評価関数hによる「真」、「偽」や「肯定」、「否定」などの概念が存在すると定義します。

また、全ての要素が(評価の出来ない)要素からなる文は、

「意味が無い文」「(この)文には意味が無い」と定義します。

それでは、

前提文:「犬は欲張って、肉を落とした。」という文を、

(犬は欲張る)(犬は肉を落とす)という2つの命題に言い換えて表します。

ここで、命題とは「AはBである」のAやBにある言葉を入れた文であり、且つ評価が可能な文である。と定義します。

ここで、

(犬は欲張る)を文a、(犬は肉を落とす)を文cという記号でそれぞれ表します。

(犬は欲張る)(犬は肉を落とす)を文acと表します。

まず、

文acを評価して、文ahchと表します。

そして、hには評価の値として真は1の値、偽は0の値を取ると定義します。

ここで、

命題論理演算という概念を導入します。

先ほどの「AはBである」を命題E、同様に「CはDである」を命題Fとします。

命題E や命題Fなど、全ての命題は「真」もしくは「偽」のなどの相反する意味を持つ値である評価値をとるとします。

命題Eの評価値Mと命題Fの評価値Nの間に、

論理積:M且つN、MそしてN、M(and) N、などの意味を記号でM*N

論理和:MまたはN、MもしくはN、M(or)N、などの意味を記号でM+N

否定:否定の意味をnot

含意:MならばN、M→Nの意味を(notM)or(N)

((Mでない)もしくはN)とそれぞれ定義します。

そして、再び文acを評価した文ahchに演算を適用して考察します。

そして、今回は

a1:(犬は欲張る)という命題の評価に、真の値として1

c1:(犬は肉を落とす)という命題の評価に、真の値として1とします。

つまり、(犬は欲張る)(犬は肉を落とす)という2つの文が、ここでの「犬」に対しての定義になります。

今回は「主語」という存在について及び、主語の定義の方法の適正などについて「真」や「偽」や「評価」や命題論理を用いながら考察します。

まず、論理積を取ります

1.a1*c1=1*1=1

(犬は欲張る)そして(犬は肉を落とす)は真

2.a1*c0=1*0=0

(犬は欲張る)そして(犬は肉を落とさない)は偽

3.a0*c1=0*1=0

(犬は欲張らない)そして(犬は肉を落とす)は偽

4.a0*c0=0*0=0

(犬は欲張らない)そして(犬は肉を落とさない)は偽

4通りの内

1通りのみが真の評価です。

論理積の場合は、

複数の命題が、全て真の時のみ、演算結果の評価が真となりました。

1つでも偽の命題が存在していると演算結果の評価が偽となるかなり厳しい評価方法です。

これは連続や時間という概念と関係がある概念と認識しています。

もしも、時間の流れの中に空白というものが存在したら、

それは時間という概念ではないと認識します。

次に、論理和を取ります

1.a1+c1=1+1=1

(犬は欲張る)もしくは(犬は肉を落とす)は真

2.a1+c0=1+0=1

(犬は欲張る)もしくは(犬は肉を落とさない)は真

3.a0+c1=0+1=1

(犬は欲張らない)もしくは(犬は肉を落とす)は真

4.a0+c0=0+0=0

(犬は欲張らない)もしくは(犬は肉を落とさない)は偽

4通りの内

3通りが真の評価です。

論理和の場合は、

複数の命題の内、1つでも真の命題が存在すれば演算結果の評価は全て真となります。

これは空間や領域という概念と関係がある概念と認識します。

ある空間や領域が存在しているという概念には同時に、その空間や領域の中に存在していない別の空間があっても空間や領域という概念は成立していると認識します。

次回に続きます。