ウイルス被害対策としての世界各国のマスク姿とイソップ寓話と意味という概念を交えて考察しました。
世界中で2020年初頭から始まったCOVID-19ウイルス被害対策としてマスクの着用が推奨され、または、義務付けられました。
特に日本国では、2022年9月現在、未だに公共の場ではマスク着用がほとんど義務付けられているような状況が続いています。
このような公共の場でのマスク姿を見て、
「イソップ寓話」の中の「犬と肉」というお話を連想しました。
まず、「イソップ寓話」というのは多くの人が子供の時に少なくとも耳にしているお話だと思います。
ここで、Wikipediaから引用します。
「犬と肉」(いぬとにく)もしくは「犬と骨」(いぬとほね)は、イソップ寓話の一つ。「よくばり犬」、「よくばりの犬」とも言い、日本に於いてはこの題の方が定着している。
あらすじ
ある犬が、肉(ソースにより骨だったりチーズだったりする場合がある)をくわえたまま橋を渡っていた。ふと下を見ると、見知らぬ犬が肉をくわえてこちらを見ている。犬はその肉が欲しくなり、脅すために吠えた。すると、くわえていた肉が川に落ちて流されてしまった。もう一匹の犬は、水面に写った自分自身の姿だったのである。
教訓
欲張ると、元も子も無くす。
以上がWikipediaからの引用です。
ここから、さまざまな「意味」という概念を考察します。
先ず、この教訓の、
「欲張ると、元も子も無くす。」という概念を考察します。
この文章を、
(欲張る)と(元も子も無くす)に分解して、
さらに、
犬が川に映った犬を見た時に、
前提文:「犬は欲張って肉を落とした。」という文章を作成します。
さらに、
(犬は欲張った)と(犬は肉を落とした)のように、
2つの要素に分けて考察します。
ここで、
(犬は欲張った)という文を要素a
(犬は肉を落とした)という文を要素cと2つの記号で表します。
また、
(犬は欲張った)(犬は肉を落とした)をacと表します。
ここで、
それぞれの全ての文の要素に「評価」を導入します。
ここで、「評価」とは、(成功、失敗)(肯定、否定)(真、偽)などの様に値を決め、ある文の要素に対して、必ず2つの相反する状態のどちらか1方の値をつけること。と定義します。
そして、必ず相反する2つの状態のどちらか1方に分ける関数を評価(関数)hと定義します。
また、評価するということはある要素を評価関数hを用いて真もしくは偽のどちらか一方の値を出すことである。と定義します。
そして、評価の結果の値として真の場合は1、偽の場合は0で表すと定義します。
それでは先ほど同様に考察します。
犬は欲張って肉を落とした。という文章を、
a(犬は欲張った)c(犬は肉を落とした)という2つの文に置き換えます。
そして、この2つの文の関係を考察します。
先ず、
先ほど同様のacというという記号で表します。
さらに、この記号の要素を評価します。
aやcを評価するということをそれぞれahやchの様に表すと定義します。
ここで、acを評価するということを、ahchの様に表すと定義します。
さらに、評価hの値に「真」の値0と「偽」の値1を代入して考察します。
1.a0c0 (犬は欲張らなかった)(犬は肉を落とさなかった)
2.a1c0 (犬は欲張った)(犬は肉を落とさなかった)
3.a0c1 (犬は欲張らなかった)(犬は肉を落とした)
4.a1c1 (犬は欲張った)(犬は肉を落とした)
以上、2^(2)(2の(2)乗)の4通りの組み合わせの文が出来ました。
ここで、さらに1番目から4番目までの評価の真偽値の数字だけを要素にして組み合わせて集合を作ります。
1.(0,0)
2.(1,0)
3.(0,1)
4.(1,1) の(2個の要素を持つ)2^(2)(2の2乗)=4通りの集合が出来ました。
ちなみに、この様にして
1番目からn番目までの、n個の(真もしくは偽)の値を要素を持つ集合の組み合わせからは、
2^(n)(2のn乗)(2をn回掛け合わせた数)通りの集合ができます。
次回に続きます。