前回のブログで、新型コロナウイルス感染陽性者を判別するための厚生労働省が発表している、PCR検査の実施状況のグラフを取り上げました。その結果、2020年4月、7月、10月、11月にPCR検査の実施件数が増加していました。そこで、その理由を推測すると共に、2020年4月、7月、10月、11月に多かったイベントとは?を考察してみます。
前回のブログを以下に引用します。
先ず、前回のブログでも取り上げた、厚生労働省のHP内の
「新型コロナウイルス感染症について」
「概況 PCR検査の実施件数」
のグラフを再び下記に引用します。
以上が厚生労働省のHPからの引用です。
このグラフを見た後の、私の意見ですが、
「2020年4月、7月、10月、11月にPCR検査の実施件数が増加している。」と、思います。
この理由を推測します。
先ず、
4月、7月、10月、11月にPCR検査実施件数が増加している。
これを、
4月、7月、10月、11月に厚生労働省が中止にできないイベントが多くあった。
というよりもむしろ、
4月、7月、10月、11月に厚生労働省以上の政府が推進する、国民に必ず参加してほしいイベントが多くあった。
そして、
国民が、そのイベントに参加するため、
国民同士が接触しやすくなるため、
新型コロナウイルスの感染者数が高まる可能性があるため、
厚生労働省は、国民の新型コロナウイルスの感染状況を管理する義務があるために、
PCR検査数を増加した。
以上の様に仮定します。
そして、また逆に結論からさかのぼって推論してみます。
厚生労働省はPCR検査数を増加した。
→厚生労働省は国民の新型コロナウイルスの感染状況を管理する義務がある。
→新型コロナウイルスの感染者数が高まる可能性がある。
→国民同士が接触しやすくなる。
→国民が、あるイベントに参加する。
→4月、7月、10月、11月に政府が推進する、国民に必ず参加してほしいイベントが多くあった。
→4月、7月、10月、11月に厚生労働省が中止にできないイベントが多くあった。
→(厚生労働省はPCR検査数を増加した。)
以上のように推論しました。
それでは、ここで問題となるのは、
・4月、7月、10月、11月に多くあったイベント。
・政府が推進するイベント。
・厚生労働省が中止にできないイベント。
・国民に必ず参加してほしいイベント。
という上記の4種の条件を満たすイベントとは何か?ということです。
私の意見では、
その答えは、「選挙」です。
ここで、選挙ドットコムさんのHPより、
選挙スケジュール2020年実施選挙一覧を以下に引用します。
・1月の選挙 33件
・2月の選挙 56件
・3月の選挙 62件
・4月の選挙 105件
・5月の選挙 27件
・6月の選挙 28件
・7月の選挙 51件
・8月の選挙 43件
・9月の選挙 31件
・10月の選挙 103件
・11月の選挙 104件
・12月の選挙 18件
以上が選挙ドットコムさんのHPの選挙スケジュール2020年実施選挙一覧のページよりの引用です。
そして、非常事態宣言後の4月以降に選挙実施件数の多い月を抜き出します。
・4月の選挙 105件
・7月の選挙 51件
・10月の選挙 103件
・11月の選挙 104件
以上の4つの月が多いようです。
厚生労働省の発表しているPCR検査の実施件数の多い月との相関性はいかがでしょうか?
また、
上記の一覧表より、前月からの比率(伸び率)を計算してみます。
・1月から2月の伸び率は(2月)/(1月)=56/33=約1.69倍
・2月から3月の伸び率は(3月)/(2月)=62/56=約1.1倍
・3月から4月の伸び率は(4月)/(3月)=105/62=約1.69倍
・4月から5月の伸び率は(5月)/(4月)=27/105=約0.25倍
・5月から6月の伸び率は(6月)/(5月)=28/27=約1.03倍
・6月から7月の伸び率は(7月)/(6月)=51/28=約1.82倍
・7月から8月の伸び率は(8月)/(7月)=43/51=約0.84倍
・8月から9月の伸び率は(9月)/(8月)=31/43=約0.72倍
・9月から10月の伸び率は(10月)/(9月)=103/31=約3.32倍
・10月から11月の伸び率は(11月)/(10月)=104/103=約1倍
・11月から12月の伸び率は(12月)/(11月)=18/104=約0.17倍
やはり、
4月、7月、10月が前月からの実施選挙数の比率(伸び率)が高くなっています。
以上の計算の結果より、
2020年の実施選挙数と、厚生労働省の発表しているPCR検査実施件数との間には、
正の関係性(正の相関性)(正比例)が存在している可能性がある。と思います。
そして、以上の結果より、
「厚生労働省は、実施選挙数も考慮してPCR検査の実施件数を管理している。」可能性がある。
との結論に至りました。
この続きはまた次回書かせていただきます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。